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【アウトバウンド支援】韓国人向け物販訴求案内

2024.02.07

有限会社あらい あらいファーム阿蘇様

全国的に有名な阿蘇の黒川温泉がある南小国町。その黒川温泉郷に程近い所に「小田温泉」という場所があります。小田温泉は、黒川温泉よりも静寂な場所にあることから、さらに深まる癒しを求める観光客や訪日外国人観光客に人気の温泉地となっています。その小田温泉地区に「旅館山しのぶ」や「蕎麦処草太郎庵」を営まれている有限会社あらい様では、南小国の自然や温かい人たちと育ててきた地元のめぐみをもっと沢山の人に知ってもらいたいという熱い想いから、「あらいファーム阿蘇」という、地元の食材を商品化する事業を始められました。そこで商品化された商品の中で、もっとも人気がある、南小国町原木椎茸を使った万能和風だし「きよらのおだし」という商品を、国内はもとより、海外へも販売されるアウトバウンド事業を弊社にてお手伝いさせていただきましたのでご紹介致します。

依頼内容

韓国人向けの物販訴求

CLIENT

有限会社あらい あらいファーム阿蘇様

背景

九州という立地もあり、九州へは韓国人観光客が多く訪れます。最近では、ゴルフを目的とした訪日のリピーターが多くなっているそうです。そこで、ゴルフと共に南小国町へ温泉や宿を目的に訪れる方に、南小国の商品をご案内するため、もともと道の駅などで販売していた「きよらのおだし」を伝えるため、パンフレットや店内POPを翻訳したツールを制作させていただきました。その翻訳されたパンフレットを韓国旅行会社を通じて事前に旅行者の方へ案内するため、韓国旅行会社へ渡したところ「これでは韓国人はわからない」と言われてしまいました。
●韓国人観光客の中には、ゴルフを目的とした訪日のリピーターが最近多くなっている。
●南小国の商品をご案内するため、もともと道の駅などで販売していた「きよらのおだし」を伝えるため、翻訳したツールを制作。
●翻訳されたパンフレットを韓国旅行会社を通じて事前に旅行者の方へ案内。
●韓国旅行会社へ渡したところ「これでは韓国人はわからない」と言われてしまう。

課題

韓国旅行者からのアドバイスや、翻訳したパンフレットを見直すと、例えば「原木椎茸」をそのまま翻訳すれば「伐採した状態の木材の椎茸」といった意味になります。日本人には「原木椎茸」といえば、人口栽培である菌床椎茸とは異なり、自然栽培である原木椎茸と聞いただけで付加価値を理解できますが、たとえ翻訳をネイティブの方に依頼しても、そのままの翻訳では伝わらないという大きな課題が生まれてしまいます。特に「日本独自の固有名称」の翻訳に関しては、その意味を同時に伝える必要があります。
●翻訳をネイティブの方に依頼しても、そのままの翻訳では伝わらないことの解決。
●「日本独自の固有名称」の翻訳に関しては、その意味を同時に伝えることが必要。

PRODUCT

韓国人観光客向けに、地元商品の魅力が正確かつ魅力的に伝わるよう再構成した翻訳パンフレットおよび店頭用POPを制作。
●「原木椎茸=自然栽培」という価値が直感的に伝わる表現とビジュアルを採用。
●韓国人旅行者の購買行動を考慮し、味や使い方、原材料の安心感を強調。
●パンフレットは旅行会社経由の事前配布や、現地宿泊施設・売場での配布を想定し、携帯しやすいA5サイズ、両面構成で展開。

効果

現在、韓国旅行者からのフィードバックをもとにパンフレットの表現や翻訳内容を改定中です。
今回の取り組みを通じて、日本の食品や文化を海外に伝えるうえで、単なる言語の翻訳ではなく「意味の翻訳」が重要であるという大きな気づきが得られました。
改定後のツールでは、韓国人旅行者にとってもより親しみやすく、南小国町の魅力や商品の価値が正しく伝わる構成を目指しており、今後の展開に期待が寄せられています。

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