SERVICE

【実施日2020.8.23】感染症拡大で発表や教育の機会を失った団体へ、動画で「文化教育の場」を提供。

2023.08.09

公益財団法人 熊本県立劇場様

新型コロナウィルス感染症の発生に伴い、発狂の場を求める文化団体(個人)に対して、コンテンツ発信を支援することにより「文化教育を行う場」を提供するとともに、広く県民が文化・芸術活動に関心を持つようなコンテンツを配信することにより、視聴をきっかけとした芸術・文化に興味をもつ人の裾野拡大を目指す。

依頼内容

・発狂の場を求める文化団体(個人を含む)に対して、コンテンツ発信を支援することにより「文化教育を行う場」を提供し、県民が文化・芸術活動に対して、視聴をきっかけとした芸術・文化に興味をもつ人の裾野拡大を目指すこと

CLIENT

公益財団法人 熊本県立劇場様

仕事内容

県内で芸術・文化関係の教室を開設している団体又は個人に対して、応募を募り、撮影内容の異なる5回シリーズの動画製作と配信業務を行うこと。
対象分野は短歌、俳句、川柳、肥後狂句、洋画、版画、日本画、彫塑、工芸、書道、洋楽、邦楽、洋舞、日舞、吟詠詩舞、社交舞踏、演劇、能楽など。

背景

新型コロナウィルス感染症の発生に伴い、これまでステージや各教室で活動していた多くの文化団体や個人は、発表や教育の場を失っており、芸術・文化を享受する側も鑑賞・体験する機会を失っていました。一方、多くの県民は外出自粛や3密を避ける生活の中で、インターネットで自宅に居ながら様々な体験をする新たな生活様式を身に付けつつありました。
●新型コロナによる芸術文化団体(個人を含む)は発表や教育の場を失っている。
●享受する側も芸術や文化に触れる機会を失っている。
●生活者はインターネットを通じて体験を得る新しい生活様式に変化している。

課題

視聴をきっかけとした、芸術、文化の「裾野拡大を目指す」ため、全く分からない初心者からベテランまで、視聴者のランクに合わせた訴求が必要であり、新しい生活様式において視聴者の「気付きや愉しみ」を生み出す構成要素が必要である。
そのためには、文化・芸術に関わる人物像、背景、活動風景から芸術・文化そのものを体験してもらうきっかけとしての初心者~上級者までの分類されたバリエーションを用意する必要があった。
●自宅で学べるレッスン動画やチュートリアル動画構成であること。
●初心者向けとして、初心者の目線で生徒(アシスタント)を交えた動画が必要。
●中級者向けとして、講師がカメラ越しに技術を伝える動画が必要。
●上級者向けとして、過去の映像や作品を解説し、知識を深める動画が必要。

PRODUCT

募集後、採択された文化団体(個人含む)15団体が企画した1本当たり20分から30分の「教室動画」の撮影から編集までを行う。
撮影スケジュール、撮影内容、撮影方法などを一括管理し合計75本の動画制作を実行。
県が管理するYoutubeチャンネルへのアップ、そしてその際のサムネイルも作成し提供。
各講師がリアルとは違う講習の伝え方なども、弊社スタッフと解消しながら文化・芸術団体、個人の方々新たな伝え方を構築していく。

■YouTubeチャンネルの動画
https://www.youtube.com/@in5055/videos
●ドキュメンタリー、初心者、中級者、上級者向けに構成を分けたシナリオ作成。
●15団体×5本の計75本の動画撮影、撮影のための指導、編集作業まで一括受託。
●各団体、個人の活動される方々は映像制作にあたり、映像を通した文化・芸術の伝え方を再構築する機会となった。

効果

15団体の講師によるYouTubeチャンネルでは、75本の動画で構成し、動画の視聴者数も多いものでは12,000回以上の視聴数(2023年7月現在)を有しており、コロナ禍の3年間で、当初の目的であった芸術文化に興味を持つ裾野拡大が推測された。
また「新しい生活様式」として銘打ったこの動画によるレクチャー手法は、これから先の新しい手法として、発表や教育の場としての提供事例として有益なものとなった。
●再生回数は多いもので12,000回以上。(2023年7月現在)
●視聴をきっかけとした芸術文化の裾野拡大の一助となった。
●「新しい文化教育を行う場」としてのプラットフォーム事例の創出に成功。

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